免疫のハナシ

2021.01.30

免疫のハナシ

こんにちは^^

代田橋からヘルプで来ました逆井と申します!

 

新型コロナウイルスの新しい波がきているといわれています。冬の寒い季節は

インフルエンザや風邪、ノロウイルスなど、コロナウイルス以外の感染症も心配です。

手洗いやうがい、マスクの着用を基本とした新しい生活様式に加えて、

自分自身の免疫力を下げない工夫を取り入れウイルスに

負けない身体作りに取り組みましょう。

 

そもそも免疫には自然免疫獲得免疫の2つがあります。

 

自然免疫はもともと体がもっている免疫のことです。

唾液や鼻水、くしゃみや腸内細菌も自然免疫に含まれます。

 

一方、獲得免疫過去に感染した記憶から

再度感染された際に病原を排除する免疫です。

適応免疫ともいわれ、この働きによって

症状を軽くしたりすることができるのです。

みなさんにとってはインフルエンザなどの予防接種が

なじみ深いのではないでしょうか。

 

免疫は様々な要因で上がったり下がったりします。

今回は、免疫に影響を与えてしまう要素について見ていきましょう

 

<湿度>

粘膜や皮膚がウイルスなどの病原体の侵入を防いでくれるのですが、

乾燥すると、こうした機能が落ちてしまいます。

部屋の加湿だけでなく、うがいやマスクも湿度を保つのに有効なので

是非日ごろから習慣づけるようにしましょう

 

<肥満>

「体系が免疫に関係するの?」と思われる方も多いと思います。

脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」というホルモンがあり、

これが身体を修復したりしてくれたりするのですが

内臓脂肪が多いほどこのホルモンの分泌が低下してしまうのです。

 

<加齢>

若い人に比べると病原体をやっつける早さが落ちてきます。

さらに、新しい病原体に反応できる白血球が少なくなってくるため

新しい病原体に出会った場合にはそれを記憶して身体を守るのが難しくなります。

 

<ストレス>

「ストレスは万病のもと」と言われるように、

ストレスを受ける状況が続くと、頭痛、胃の痛みや精神症状だけでなく

免疫の低下にもつながります。

極度に長い時間勤務されている方や、自分やご家族にショックなことが

あったりした方は注意が必要ですよ。

「しんどいな・・・」と思う時は、身近な誰かに相談するのも良い手段です。

また、メンタルヘルスを大きく損ねている方ほど自覚症状はありません。

その場合は本人よりも周囲の人の気づきが重要になるので、

「この人、いつもと違うな」と感じたらそれとなく声かけをしてみてくださいね。

 

 

 

緊急事態宣言の終了もあと一週間ほどですが、

未だに感染者数は多いままです。

 

自分が感染したり、させたりしないよう

できる対策はしっかりと行うことで

ウイルスに負けない身体作りをしていきましょう



院長 小島 和也